9月に入り、少し肌寒くなってきました。
ここ札幌ではトンボも飛び始めて、秋を感じます。
さて今回は現状報告のような話を。
タイトルにもある通り、パン職人の修行のために鳥取に行ってきます。出発は2日後、9月4日。
鳥取タルマーリーでパン修行。
先日、こんな記事を投稿しました。
この記事に書いたパン屋「タルマーリー」。
それが鳥取の智頭という地にあるんです。
この店の考え方、働き方、生き方は、ぼくにとって非常に共感できるものでした。
労働者ではなく事業者(小商い)として、手間暇かけてつくったものを正当な価格で売買して、自分が好きなもので、“小さくてもほんとうのこと” をしたい。
パンをつくるというものづくりに自分自身が没頭し、お客さんに日々の小さな幸せを届けつつ、仕事と私生活の境界線をなくして、“生き方そのものが職業” の暮らしをしたい。
そんな生き方を模索するため、そしてなによりパン職人としての本物の技術を身に付けるために、タルマーリーで学んでみたいのです。
あの本を読み終わったその日の夜に、ぼくは飛行機のチケットを取りました。
ぶっつけ飛び込み。働けるかはわからない
働く気まんまんでいますが、あくまで飛び込みです。つまり店に出向いて、直接面と向かって頼みに行く。
そもそも募集してるのかもわかりません。当然あちらの都合次第で働かせてもらえない可能性も十分あります。むしろ、大して技術もない人間が雇ってもらえるのだろうかという不安のほうが大きいです。
でもそのときはそのとき。それは運や縁がなかっただけ。
ダメって言われたら「工場見学だけでも!」とお願いして、少しでも勉強させてもらうつもりでいます。あとお客さんとしてもたくさん通って、客目線でのタルマーリーを体で感じてから帰ろうと思います。
早くて1ヶ月、長くて3〜5年
修行がOKだった場合、3年から5年くらい、鳥取での修行期間に入ると思います。30歳での開業を目指して1〜2年で習得するのが理想でしたが、菌からつくるパンづくりはそんなに簡単じゃないはず。
で、もしタルマーリーがダメだった場合は、他のパン屋にも頼んでみる。それでもダメだったら、1ヶ月くらい本州をふらふら旅してから札幌に帰ろうと思ってます。できれば長野に行って、パンと日用品の店「わざわざ」を見てみたいな。東京にも行きたいパン屋がある。
10月に友人の結婚式があるので、どっちにしろそれに合わせて一旦帰るつもりです。
そうそう、鳥取のお隣にある岡山に洞爺で出会った友人がいて、彼女に会う約束もしました。
会いたい人に会いに行く旅って好きです。いろいろ案内してもらおう。
余談
あとこれは余談として聞き流して欲しいんですが、やっぱりぼくにとって実家暮らしというのは、アレルギーのようなものみたいです。
利尻から帰ってきてからの1ヶ月を実家で過ごしたのですが、眠れない日々が続き、体が拒否反応を起こしてしまっていました。なので鳥取行きは“逃げ”の意味合いもあったりします、実は。
次に札幌に帰ってくることがあっても、再び実家に戻ることはないかな。
家族だとしても合う合わないはある。だからぼくは“適切な距離”をとることを選びます。
家族だからといって仲良くしないといけないわけじゃない。
同じ職場だからといって仲良くしないといけないわけじゃない。
我が子だからといって仲良くしないといけないわけじゃない。
相性もあるし、違う人間だからこそ分かり合えない部分もある。
大事なのは相手との丁度いい距離感を見極めること。— 画家 ミヤハヤ (@Miyamo_H) 2018年8月31日
まとめ
そんなわけで明後日から鳥取です。
初めて行きます、とりとりけん。とりとり砂丘、それは鳥を取る砂丘。(ラーメンズ大好きマン)(15:20〜)
行き当たりばったりで不安もありますが、どちらかというと旅に出るわくわくのほうが大きいかもです。
どんなところかな、鳥取。
いってきます。
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