日本で働く中国人の留学生が「もう日本は来たくない」と言った。




 

現在、福井の旅館でリゾートバイトをしているんですが、その職場に中国人の留学生がいます。

年齢は20歳で大学3年生。女の子です。

 

「もう日本は来たくない」

その子が来週、勤務期間を終えて中国に帰るというので、

「日本はどう?」

と聞きました。

 

すると

「もう日本は来たくない」

と彼女。

 

 

「どうして?」

「日本人、みんな一生懸命(働きすぎ)。すごい。でも私はイヤ。」

 

 

観光としての日本は、海外の人たちから見て魅力的な点が多いのでしょう。

治安も良いし、自然も多くて綺麗。おもてなしのサービスも素晴らしいし、技術もそれなりに発展してる。

 

でも労働に関しては「日本は異常だ」と、海外の人は口を揃えて言います。

ぶっちゃけ日本人のぼくでもそう思っている。

彼女の言う通り、日本人は働きすぎなんだ。

 

ていうか何よりせっかく日本に来てくれた人にこんなことを思わせてしまってるのが悲しすぎて…。

ちょうど今の職場は福井国体でめちゃくちゃ忙しい時期で、派遣のぼくでも10連勤とかしてた時期だったんで、そりゃ嫌になるよなと。

日本を選んで来てくれたのに「もう来たくない」と思わせてしまったんです。こんな悲しいことはないですよ。

 

日本の労働環境は異常

でもここの忙しさを抜きにしても、やっぱり日本の労働環境って異常だなと思うのです。

なくならない残業。少なすぎる休日。休むことへのハードルの高さ。

近年こういった労働環境に声を上げて改善を試みる会社は増えてきたように感じますがそれも一部だけ。

 

細かく言及すると止まらなくなるので今回は省略しますが、なんというか、もっと力抜いていいと思うのです。

 

一生懸命働くことがおかしいと言ってるわけではないです。

仕事って誰かのためにすることじゃないですか。

そこに価値があるから誰かが買って、対価としてお金をもらえる。

 

その「誰かのため」に使ってる労力を、もう少し「自分のため」に使ってあげたら、もっと日本の幸福度って上がると思うんですよね。

もちろん「誰かのため」に何かをすることで得られる幸福もある。だからゼロにしてはいけないです。

要は今それが傾き過ぎている。そのバランスをとったほうがいい。

 

言ってしまうとぼくは「たかが仕事」「たかがお金」だと思っています。

 

仕事にプライドを持って働いている人もいると思います。それは素敵です。格好いい。

でも仕事だけで幸せにはなれないし、会社はあなたを守ってはくれません。

 

仕事だけに目が向きすぎると、自分を見失う人が出てくるように思います。

それは仕事の優先順位が高くなりすぎて、自分が何のために仕事をしているかがわからなくなっているから。

 

仕事をしていると自分ベースで生きるのを忘れがちです

そういう意味も含めてもっと休んだ方がいいと思うし、仕事自体もっと力抜いてやってもいいんじゃないかなってぼくは思います。

こういうこと言うと、「真面目に働いてる人に失礼だろ!」とかいう人が絶対いるんですが、いや知らんし、真面目に働きたい人は働けばいいじゃない。自分のことくらい自分で決めるし、他人を巻き込むあなたの方が失礼なのではって思いますね。

 

まとめ

なーんてことを無職の旅人は思ってますよ。

もっともっと自分の幸せとしっかり向き合う人が増えたらいいよね。

なんとなく就職してなんとなく結婚してなんとなく家買って〜じゃなくてさ。

周りに流される社会的な性格も日本人のよくないところ。

 

自分ベースで生きよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。