間借りサンドイッチ屋をはじめた話。
第3幕。
間借り営業に至った経緯はだいたいこれまでお話した通り。
あとはなんだろうな、よく聞かれる質問みたいな感じでまとめてみましょうか。
なんでサンドイッチ?
ほんとはね、パン屋をやりたかったんですよ。
パン屋に就職して、パンが大好きになって。
でもパン屋で働いてたのにパンの作り方を学ぶ前に退職しちゃったんですね。足を悪くしてしまって。今もあまり良いとは言えないんですけど。
そのお店の中でサンドイッチをつくる部署に1年ほどいたんです。
そこで、日替わりで違う人がサンドイッチをつくるっていう企画があって、そのときに生まれたのが「麻生さんド」。
これが原点。
で、パン屋をやめて、ふらふら旅をして、札幌ゲストハウスwayaでサンドイッチイベントを開いて。
①でも書いた気がするけど、「自分がいま持ってるもので勝負してもいいんだ」と思えたんです。
もっと練習してから、とか
もっと修行積んでから、とか
ぼくも最初はやっぱり考えたんですけど、サンドイッチパーティをやったときに、すごく喜んでもらえたんですよ。予想以上に。
お客さんや他人が自分になにを求めてるかなんて、自分ではわからないものなんだ、と思ったんです。
自分が自信持っておすすめしたいものが他人にはそこまで響かなかったり、自分が自信ないと思っていたものが他人にはとても魅力的にみえたり。
そういうことってよくあると思うんです。いろんな人がいますから。いま実際に営業しててもそんなふうに思うことがしばしばあります。
たいして自信もなかったサンドイッチがめちゃくちゃ喜ばれたという原体験(?)があって、いまこうしてサンドイッチ屋をやってる、というわけなのです。
もう少し言えば、ぼくにとってサンドイッチは「好きなこと」というより「できること」。
「好きを仕事にする」という考え方が流行っていますが、「人からできると思われてることを仕事にする」ことで得るものも大きいよな、と思ってるんです。
たくさんの人に背中を押されてぼくはサンドイッチ屋になったんです。
自信家でもなんでもないぼくには、誰かからの言葉や想いはほんとうに力になる。
だからここまで応援してくれた人たちや、お店でサンドイッチを食べて「美味しい」と言葉で伝えてくれる人のことを、大切にしていきたい。そんなふうに思っています。
間借りって何なの?
これもよく聞かれます。
間借り営業。なかなか特殊なカタチですしね。
要はバーやカフェなどのスペースを、使ってない時間をお借りして使わせてもらう、という営業方法です。
バーだったら昼間は使わないですよね?カフェにもお休みの日があります。そういった時間にお店を借りて営業をさせてもらうんです。
“家賃を払ってるのに使っていない”という状態を打破できる(間借り主から営業日分の家賃をもらって貸す)ので、スペースの持ち主にとってもメリットのある話なんですよね。
なにより間借り主側の大きなメリットとして、すでにある場所と設備を借りるだけなのでお店をつくるための初期投資がほぼゼロという点があります。
飲食店であれば調理機器や冷蔵庫など、備わってあるものをお借りすればいいので用意がいらないのです。
これはぼくのようなお金がない(けどやりたいことがある)人にとって非常にありがたい。お金がないとできないと思ってた挑戦ができるんだから。
このような間借り営業は最近ひそかなブームになっているらしく、ここ札幌でも間借り店舗の営業が続々と増えています。
初期投資だけでなく撤退リスクも限りなくゼロに近いので、本当に挑戦がしやすい、可能性のある営業方式だと思います。
デメリットがあるとしたら、隅々まで自分のこだわりを詰め込んだお店づくりはできないという点ですかね。お店のスペースが自分のものではないので、その場所本来の形を変えることはできません。
それでもなおメリットのほうが大きいとぼくは感じています。やってみたいことがあるけどお金がなくて始められない、という人にはぜひともおすすめしたい選択肢です。
ちなみに営業時間や家賃、保険などの話は、スペースの持ち主と相談して決めます。お互いが納得する条件であればOK。
また飲食店の営業許可や食品衛生責任者の資格取得に関しては、実はいろいろとグレーな点があります。書くと長くなりそうなので興味ある人は調べてみてください。
火災や食中毒など、何かあったときにどう対応するかといった大事にかかわることはきちんと双方で話し合い、契約書をつくっておくことが重要です。
今度の予定は?
間借り屋としてやっている現在ですが、やっぱりきちんと自分のお店を一からつくってみたいという想いはあります。
今のままでは到底無理だけど、3年、5年後、正式にオープンできたら素敵だな、と思っています。未来のことはわからないけれど。
とりあえず今はまだ始まったばかりなので、営業しながらまったり考えようと思います。
まとめ
そんな感じですかね〜〜。
実は今営業中にこれを書いてるんですが、そんな余裕があるくらいにはまったりと営業してます。繁盛してるかと言われたら決してそうとは言えない売上だと思います。
ただ多からずも毎日お客さんは来てくれていて、そのまったり具合がぼくはすごく丁度よく、心地いいなと感じています。
一人でやっているので、あまり混みすぎてもお客さんを待たせてしまうし、せかせか仕事するより丁寧で想いのこもったサンドイッチを提供したい。
だから喫茶こんの小さなこの空間も、すごくいいかんじです。本当にこれくらい小さくミニマルな規模でやりたかった。
まだまだこれから試行錯誤は必要です。
お客さんに喜んでもらえるように、
そして自分が楽しんで仕事ができるように
ゆっくり考えていこうと思います。
来月からは新たな試みもはじまりそう。
そんなわけで。
これからのASOSANDをどうぞよろしくお願いします。
営業時間:毎週木曜(+喫茶こんがお休みの日)
11:00-16:00(15:30LO)
場所:喫茶こん
(札幌市東区北21条東1丁目3-1)
駐車場1台あり
テイクアウト、予約可。
出店依頼や卸販売などのご相談も承ります。
mail:asosand.sapporo@gmail.com
instagram:@asosand_sapporo
Mit einem deutschen Klappspaten Grдben aushob.
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Das betrifft beide Versionen des Spiels (INT, US).
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