熊本に来ています。くまポン。(このネタが伝わらない人はラーメンズ「ALICE」より「不思議の国のニポン」を見てくれ。)
初めて来たんですが、とっても良いところですね。
復旧工事中の熊本城はもちろん、市電が走っている街並みは素敵だし、お洒落なお店も多い。あと女性がとても美しいです。美人さんがほんとに多い。
ぼく、熊本かなり好きかもです。住みたい街候補にin。
そんな中で、熊本を訪れた大きな理由のひとつだった「サンドイッチ専門店tatomiyaに行く」を果たしてきました。
密かに自分のサンドイッチ屋さんをつくりたいと考えているぼくにとって、たまらなく素晴らしいお店でした。みなさんにもその魅力を知ってほしい!
目次
sandwich cafe TATOMIYA
TATOMIYAは、熊本県熊本市の坪井にあるサンドイッチ専門店。
この看板からもう、写真、ロゴどれをとってもセンス抜群です。
ぼくがこのお店を知ったのは、長野県のパン屋「わざわざ」平田さんのツイートがきっかけでした。
昨日のトークイベントに来て下って、夜もご一緒したTATOMIYAさんが、朝ごはんに食べて下さいとプレゼントして下さったサンドイッチがかわいくておいしくて悶絶している。こんなに沢山の人に優しくしてもらって。私は死ぬまで皆さんに恩返ししなければなるまい。ありがとうーー旨いー!#わざわざ熊本 pic.twitter.com/wtzNTTZNr9
— パンと日用品の店わざわざ(平田) (@wazawazapan) 2018年11月3日
なにこの素敵なサンドイッチBOX!!!
これを見た時からインスタもフォロー。
毎日その素敵すぎるサンドイッチに癒されていました。サンドイッチ大好きマンのぼく大歓喜。
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カフェでも、テイクアウトでも。
TATOMIYAのサンドイッチは、店内のカフェで食べることもテイクアウトすることもできます。
イートインでは、注文ごとにホットサンドで作って提供してくれます。
サンドイッチを出来立てでいただくというのは意外とできない贅沢。スープやスムージーなどのドリンクメニューとご一緒にどうぞ。
究極的な美しさの断面。
TATOMIYAのサンドイッチの何がすごいって、その断面の美しさです。
一時期、パン業界でも「萌え断」という言葉が流行りましたが、それの究極版といえる出来栄え。そりゃもうインスタ映えもバッチリです。
実際に食べてみた。
「TATOMIYA LBTサンド」
まずは1日目。(気に入りすぎて2日連続で行きました)
定番のBLT、じゃなくLBTサンドをイートインで。きっとレタスが主役だからこの順番なんでしょう。
もうね、すごいんです。野菜の美味しさが。
とにかく野菜の鮮度にこだわっていて、青果業経験のある店主が品定めした材料を競りで購入しているのだとか。
レタスは鮮度が素晴らしく、食べるたびにしゃきしゃき、と良い音が。甘みもあってとっても美味しい。おそらくオーロラソースを少しドレッシングで使ってるような味がしました。
トマト。実はぼくはトマトがそんなに好きじゃないんですが、ここのトマトはびっくりするほど美味しかったです。酸味が少なく先に甘さがくる感じ。
パンはトーストされていて香りがいいです。生地にはちみつと生クリームが入っている特別受注の食パンを使用しているらしく、ほんのりした甘みが最高。
そこにもろみポークの旨味たっぷりベーコンと、みんな大好き目玉焼き。100点満点。
「バジルチキンサンド」
2日目はテイクアウトにしてみました。
景色が最高な水前寺公園の池を前にいただきます。
見てくださいよこの断面。
インスタ映えの権化みたいな商品ですよね(めちゃめちゃ褒めてる)
上からレタス、レッドキャベツ、かぼちゃ、バジルチキン、いんげん、パプリカ、レタス。
まさに「野菜が主役」のサンドイッチ。
これを見た目だけでなく、美味しくサンドイッチにできるのはやっぱり野菜の美味しさあってのことだと思います。ほんとうに野菜が美味しい…。
「苺とキウイのフルーツサンド」
なにより最高だったのがこのフルーツサンド。
まず断面から最高でしょ?最高だよね???
で食べるじゃないですか。
生クリームが甘すぎなくて美味すぎるんです…!
あれなんですよ、さっき書いたようにパンに甘みがあるからそれと果物の甘みでもう十分なんですよね。そんでもってまたそのパンがふわっふわで。
極め付けはやっぱり果物自体の美味しさ。
いちご、見ての通り超大きくて超甘いです。最高。
そんでキウイ。これが予想外にすごかった。ほんとに美味しいキウイってあんなに甘くて柔らかいんだ。びっくりして目ぇ見開きました。
食べづらくないの?
さてみなさん気になってると思います。
「そんなにでかくて食べづらくないのか?」
その点については心配しなくて大丈夫。
安心してください。
めちゃめちゃ食べづらいです。
いやまあ実際はTATOMIYAなりに工夫はされていて、イートインでは串で刺して安定させたり、テイクアウトではペーパーでしっかり包んでくれてます。
でもそれでもこの大きさにはかなわない。笑
ただ、これはほんとに誇張表現じゃなく素直な気持ちなんですが、そんなことも気にならないくらいの美味しさです。
これが見た目だけで美味しくなかったら最悪ですけど、美味しいんですから。それも抜群に。
そのあまりの美味しさに、食べづらさなんて忘れるはずです。ほんとに。
TATOMIYAは「妥協」しない。
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TATOMIYAの素晴らしいところは、モノづくりや商売に対して一切妥協しないところです。
その野菜へのこだわりにも見られるように、とことんこだわり抜いて、毎日手作りでサンドイッチをつくっています。
これは看板やホームページに使われている写真1枚1枚にも言えることで、かなり本気でお店作りに情熱を注いでることが伝わります。
それに安売りをしないことや、廃棄を出さないこと。これもTATOMIYAのこだわりのひとつで、とても素晴らしい点だと思います。
今はどこも安売りをしてばかりで、良いものにそれ相応の値段をつけているお店は少ないです。
でも安売りをすると、作り手の経済を圧迫して最終的に顧客に商品を届けられなくなってしまいます。届け続けるためには顧客だけではなく自分たちを含む作り手のことをきちんと考えなければならないんです。
(この辺の話は「小さくてもほんとうのことを。タルマーリーの「腐る経済」と豊かな生き方。」で詳しく書いてるのでよければこちらも。)
そして商品の廃棄問題。
ぼくもパン屋で働いていたことがあるのでわかりますが、パン屋などの多くの飲食店は「来てくれたお客さん全員に届けるため」や「チャンスロス(機会損失)を防ぐため」と言って、商品を閉店まで余らせるように作ります。
でも商品を捨てることの意味を考えると、そこには食材の生産者や、アルバイトの人から奪った時間、そしてその商品を作るのに関わったすべての人の思いが詰まってます。商品ひとつを捨てるというのはそのすべてをゴミとして捨てることになるのです。
TATOMIYAではそんな悲しいことにならないように、日々の商品数を調整したり、予約制を取り入れたり、たとえ売り切れたとしても作りすぎないようにしています。
来てくれたお客さんをがっかりさせないことより、まずは自分たちが、生産者が潤っていないと意味がない。商売ってそうあるべきだと思うんです。
だからTATOMIYAの商売の仕方はほんとうに素晴らしい。
こういうお店には、ちゃんとそういったことに理解のある優良な顧客が「また行きたい」と思ってくれるんですよね。
まとめ
とっても素敵な熊本のサンドイッチ屋さん、TATOMIYA。
一度行けばきっと虜になるはず。
誰かにプレゼントしたくなる、幸せ満点のサンドイッチです。
熊本を訪れた際にはぜひ行ってみてくださいね。
オリジナルグッズなどもあって可愛いです。
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場所:〒860-0863 熊本県熊本市坪井2丁目1-45
(藤崎宮前駅から徒歩2分、通町筋から徒歩5分)
営業時間:10:00-19:00(L.O17:00)
定休日:火曜日
TEL:096-321-6500
公式HP:https://tatomiya.net
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