「なんで旅をしてるの?」
旅が好きでこれまで旅をしてきたけど、いつもこれを聞かれると返答に困っていた。
なんでかって、明確な理由や目的がなかったから。
基本的に気分屋なぼくの行動理由はいつも「なんとなく」。
計画は特に立てず、その時の気分で次に行くところを決めることが多い。
もちろん目的があってそこに向かうこともあるけど、だいたいがそんな感じなので、旅の理由を聞かれてもあまりはっきりとした回答ができずにいたのである。
でも最近ようやくひとつの答えを見つけた。
ぼくが旅に出る理由は
「選択肢を増やすため」だ。
「選択肢を増やす」ために旅をする
この答えを見つけたのはひとりの旅人に出会ったのがきっかけでした。
札幌ゲストハウスwayaでヘルパーをしていたときに出会った、こば(@26Hiroyan)。
彼はぼくの一個下でありながら、自転車日本一周を達成し、世界各地を旅している、とてもかっこいい旅人です。
そんな彼のnoteを読んで、とても共感できる一文に出会いました。
「人生の豊かさは、選択肢の数に比例する」
(引用:LIFE IS A JOURNEY 〜僕の原体験の旅〜|Hiroki K. @26Hiroyan|note(ノート))
わかる。
そうなんだよね。それなんだよ。
選択肢を増やすことって、人生の豊かさに直結すると思うんですよ。
例えるなら、逃げ場の選択肢。居場所や拠点を複数つくる。
そうすることで「もし失敗したらここに戻って来ればいいや」と気持ちの余裕ができる。リスクのあることにも挑戦がしやすくなる。
要するに、何かをするときに複数の選択肢があって、そしてさらにそれを自分で選べる人生であることって、すごく有意義なものだと思うんです。
自分の人生を生きるために
ぼくがブログを始めた時や、リゾバを使って旅を始めたときに思ったのは、
一般的な社会の常識に従って周りと一緒に就活して会社に就職して愚痴を言いながらも辞めずに働いて三十手前で結婚して子どもを産んで…
みたいな、そんな周りと同じの敷かれたレール上を歩くような人生は嫌だなってことでした。
一応補足すると、会社員とか結婚をバカにしてるわけではありません。
会社働きでもやりたいことを仕事にしたりしてキラキラ生きている人はいっぱいいます。
何が言いたいかというと、幸せって人それぞれだよね?ってことです。
だから就職しなくても幸せにはなれるし、結婚が万人の幸せではないんです。
こんなのどう考えたって当たり前なのに、なぜか「社会の常識」の方が当たり前になってるのがぼくは気に食わなかった。
常識ってさ、個人の頭の中にしかないものなんだよ。
常識を盾にするやつ もう Good night.
自分が感じた違和感を大切にする
あと、自分が感じた違和感の声をきちんと聞くというのを結構大事にしてて。
「こういう働き方好きじゃないな」
「この人と働くの苦手だな」
「これは自分にとっての幸せじゃないな」
「縛られるの、いやだな」
といった心の声を、きちんと受け止めるようにしました。
周りの声に流されずに、自分の声をとことん聞きました。
「仕事なんてそういうもの」と思考停止せずに、だらだらと何年も我慢せずに。
それこそ「他に選択肢があるんじゃないか?」と、ネットで色んな人の働き方や生き方を検索したりしました。
それでブログという収益化方法を見つけたり、リゾバという働き方を見つけたり、ゲストハウスのヘルパーの仕事を見つけたり。したわけです。
知らないことを知る
人と違うことをする、というのは特に僕たち日本人にとっては怖いもの。
知らないものって、みんな怖いんです。知らないってだけで拒絶する人もいる。
ちょうどホリエモンさんがまさしくなことを言ってました。
人は自分が知ってる範囲でしか物事を判断できないんだよねー。狭ーい、少ない経験で。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2018年11月22日
YouTuberになったやつとか、Twitterで情報発信してる人とか、起業しようとしてる人を馬鹿にしてる人いるでしょ。
それよくないと思うんだ。
自分がそれをやったことあるわけじゃないんでしょ?
他人の行動を叩く人はいつもそれをやったことない人だよ。
真剣にやったことある人はその大変さを知ってるからそんなことは絶対に言わない。
だから人の選択を無知の他人が笑うな。
当たり前だけど、知らないことを(やったことないことを)どうこうすることなんてできるわけないんです。
だから知らないことを知ることって自分の可能性を広げることそのものなんですよ。
それがつまり選択肢を広げるってこと。
自分で自分の道を選び続けること
そして何より大事なのは、選択肢を広げた上で、自分の人生の選択を自分で下すこと。
「周りがこうしてるから」で選択するのではなく、「自分がこの道を選びたいから」という理由で選ぶ。
そういった選択を常にし続け、自分が「自分の人生を生きている」と実感し続けることこそが、言ってしまえば幸せであり、その選択肢の多さが人生の豊かさそのものなのではないかと思うんです。
選択肢が増えれば迷うことも増えます。
でも自分の頭で悩んで迷って下した決断によって歩む人生は、確かな「自分の人生」です。
失敗しても、それすら楽しめるはず。
まとめ
結局ぼくらはまだまだ知らないことだらけなんです。
少ない旅経験のぼくが今までの旅で2つだけ確信していることがあって、それは
「世界は広い」
と
「色んな人がいる」
ということ。
これだけは絶対的なこの世の真理。
でもその中身はほとんど知らないわけです。
だからそれを知り続ける。
選択肢を増やし続けて、人生を豊かにする。
だからぼくは旅をするんです。
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