北の離島、北海道利尻島。
利尻島で美味しいものと言ったら、やっぱり海鮮。ウニ、ホタテ、昆布など、海の幸が豊富な島です。
そんなグルメを求めて利尻に来る方も多いはず。
ぼくは今リゾートバイトで利尻に住んでいるのですが、実を言うとぼくは海鮮があまり得意ではありません。
最近やっと回転寿司でサーモンを食べれるようになったというくらい、生魚が苦手で、それこそウニやホタテには悲しいくらい魅力を感じないんですよね。
こっちに来てから本場のものを食べてみたけど、やっぱりどうにも苦手でした。
海鮮が美味しい島なので、ほとんどのお店は海鮮系の和食店。そりゃそうですよね。
「何か海鮮以外で美味い店はないものか…」
と散歩していた時。その店を見つけました。
島なのに中華。
中華料理店「笑う門」です。
本格中華の「笑う門」
「笑う門」(わらうかど)は利尻富士町鴛泊(おしどまり)の住宅街にある小さな中華料理店です。
店主の男性が一人で切り盛りしてます。
昼と夜に分けて営業していて、昼は定食、夜は単品で料理を出しているみたいです。もちろん夜はお酒も。
店内はそんなに広くなく、カウンターが5席、4人がけテーブルが2席とこじんまりしていますが、清潔感があって落ち着いた雰囲気。
基本的に観光客は海鮮店に流れるので、結構空いてます。海鮮に飽きた地元民がたまに顔を出す感じでしょうか。
ぼくが初めて訪れたとき、店主さんに「中華だよ?」と言われて、笑っちゃいました。
和食の店だと思い込んで訪れる観光客が多いんだろうな。
メニュー
昼の定食メニューはこんな感じ。
定食にはご飯、スープ、杏仁豆腐がついてきます。
それで1,000円に収まるこの値段は、中華にしてはなかなか良心的で嬉しいですね。
噂によると海鮮あんかけ焼きそばが人気らしい。やっぱ海鮮が美味しいからかな?
陳麻婆豆腐定食と唐揚げ
今日は無性に麻婆豆腐が食べたい気分だったので、陳麻婆豆腐定食を注文。さらに欲張って唐揚げもプラス。
ちなみに普通の麻婆豆腐と陳麻婆豆腐の違いは、主に辛さの違いっぽい。
簡単に言うと本格的ないわゆる四川麻婆が陳麻婆。
花椒が乗っていて、辛いもの好きにはたまりません。
空いてたので注文してから10分くらいで
はい来ました。うひょー!
これこれ。こういうのが食べたかったの。
表面の赤さがその辛さを物語ってます。これ、本格的なやつだわ。
そして食欲をそそる花椒の香り。最高。
まずは一口。
ああ、美味い。
そしてちゃんと辛い。
きっと良い豆板醤を使ってるのでしょう。辛さの中にしっかりとした旨味があって、食べたそばからじんわり汗が出てきます。
アホみたいに辛くないし、でも物足りなくもない、日本人好みの絶妙な辛さ。
これ今まで食べた中で一番美味いぞ。
そしてみんな大好き唐揚げ。
1個1個がでかくて見るからに美味しい。食わんでもわかる。これ美味いやつや。
レモンもあるし、お塩がついてるのが嬉しいですね。
さらに唐揚げとほぼ同じサイズのえびせんも。
こういう定食とか頼む時にプラス1品しちゃうのはぼくの悪い癖です。
結構大食いなので後悔はしてないけど。
定食には卵とわかめの中華スープと、杏仁豆腐がついてきます。
杏仁豆腐めちゃくちゃ少なくておいおい…って思ったんですけど、これがまた美味いんすよ。ほんとに。
杏仁豆腐ってこんなに美味いの!?
ってびっくりしました。
一口食べて、手止まったもん。
なんて言うんだろうな、よくあるやつ(?)みたいに、あの独特な香りが鼻を抜ける感じがなくて、すごくまろやかでコクがある。プリンに近い舌触り。
手作りの杏仁豆腐ってこんなに美味いんだなあ…ってちょっと感動しました。
でも少なすぎる!あれはバケツで食いたい。
まとめ
今日は島の気温も25度と暑く(40度超えの本州なんて知らない)、そんな昼間っから麻婆豆腐をかきこむということをしたので、めちゃくちゃ汗だくに。
しかもこの店冷房なかったんですよね…笑
額、腕、脇、身体の各所を大量の汗が流れ落ちていくのを感じながらの完食でした。
でもめちゃくちゃ美味かった…!
ちなみに以前夜に友人と行った時には、エビチリ、青椒肉絲、担々麺を食べましたが、どれも間違いない美味さでした。
ここの中華はほんとハズレがないですね。全部美味しい。
利尻に来て海鮮に飽きたら行ってみてください。
ごちそうさまでした。
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