マンガ大賞2018は「BEASTARS」!まとめ読みしてみた感想。




(画像:「マンガ大賞2018:板垣巴留の「BEASTARS」が大賞に 秋田書店で初 …」より)

 

今年のマンガ大賞が決まったようです。

作品名は「BEASTARS」。

作者は板垣巴留氏で
「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の作品です。

実は今日まさにこの漫画をレンタルしてまとめ読みしたばかりだったのでめちゃくちゃびっくり。

せっかくなのでこの漫画の紹介をしたいと思います。

面白いですよ、かなり。

 

「BEASTARS」のあらすじ

この作品をジャンルで分けるとファンタジー。

作品内の世界には人間は存在しておらず、動物たちが人間のように二足歩行で歩き、服を着て言葉を話し、学校に通っています。
映画ドラえもんのワンニャン王国を彷彿とさせる世界。(懐かしい)

人間のようでありながらその動物ごとの生物的特徴も描かれていて、例えば鼻の良さだったり、体の大きさだったり、「動物が人間だったらこんな感じだろうな」というのが妙なくらいリアルに描かれていて面白い。

また肉食獣と草食獣が共存する世界を描いているのもこの漫画を面白くしている大きなポイントです。

“食殺”はこの世界において最大のタブーであり、でも動物たちには確かに動物としての“本能”が内在している。

主人公のハイイロオオカミのレゴシは、とても優しく繊細な性格でありながら、草食獣であるウサギのハルとの出会いをきっかけに、肉食獣である自分の本能に悩みます。

そんなレゴシを中心に、個性あふれる動物たちの複雑な人間(?)関係を独特の世界観でリアリティたっぷりに描いた作品。

この設定からして今までにあまり見ない切り口で新鮮ですよね。

 

個人的感想。

面白いです。

なんていうか、「なんだこれめちゃくちゃ面白い!」っていう興奮するような面白さではなく、「はえ〜なるほどこりゃ面白えな。」みたいな静かな面白さ。(伝われ)

話が非常によく練りこまれていて、隙がないんですよね。
直感的に「この作者、頭いいな」って思いました。

ページをめくる手が止まらないんですよ。サクサク読めてぐいぐい引き込まれる。

新鮮な切り口、練りこまれたストーリー、個性的で感情豊かなキャラクター、そして描かれてるのが動物だからかわかりづらいけど絵もめちゃくちゃ上手い。

面白い漫画に必要な要素がしっかり詰まっています。

個人的に最近の漫画はマンネリ化してきたかな?って思うこともあったんですが、この漫画に出会って、まだまだ漫画も捨てたもんじゃないなと思えました。やっぱり漫画って大好きです。

 

まとめ

僕はジャンプ漫画のような「友情・努力・勝利」みたいなアツいやつよりも、こういう作者の静かな熱意が伝わってくるようなリアルな作品が好きです。もちろんジャンプも好きだけどね。

ちなみに同じマンガ大賞にノミネートされてた「約束のネバーランド」が最近のジャンプではズバ抜けて面白かったです。あれすげえよな。天才的。

昨年の大賞「響〜小説家になる方法〜」もめちゃくちゃ面白いのでおすすめ。(→『響〜小説家になる方法〜』はいいぞ。

 

最近はゲオで漫画借りてばっかだけど楽しいからいいんだ。

もっといい漫画たくさん知りたいぞ。

 

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