ゲストハウスでサンドイッチパーティを開催しました。




 

将来、自分のお店を開きたい。

 

という夢を、地元のパン屋で働いていた頃から密かに抱いていました。

 

その夢の第一歩を札幌ゲストハウスwayaで踏み出すことができたお話。

 

「自分のお店を開きたい」という夢。

「夢」といいつつ、実はずっと心の中でもやもやしていて、

「やりたいならもっと情熱を持って行動しているんじゃ?本当に自分はやりたいのかな?」と考えることもあって。

人生の目標や夢がないことがコンプレックスだったりしてさ。

「これが自分の夢」だと周りの人に話すことで、周りからの期待や自分の向かう先を、無理やり維持して、安心したい

ずっとそんな気持ちでした。

 

札幌ゲストハウスwayaという場。

札幌滞在中の2週間、札幌ゲストハウスwayaのヘルパースタッフとして働いていました。

「地元札幌にもう一つの家を」という目的で始めたヘルパー生活でしたが、ヘルパーとして働いた日々は毎日が新たな出会いの連続。

とても新鮮で楽しい日々でした。ほんとうに。

 

「やろうよ!」

「パン屋で働いてたことがあって、将来自分の店を持ちたい」という夢をwayaの人たちにも話すと、みんなすごく応援してくれたんです。「ここでパンつくってよ!」と言ってくれたり。

でもパン屋で働いてたのにパンをつくる技術は習得できてなくて(焼きやサンドの担当で、生地作りを学べなかった)、

「でも、サンドイッチなら作れます」

って言ったら

「え、やろうよ!」

とイベント企画を進めてくれて。(ゲストハウスの1階は地元の人も使えるリビング&イベントスペースになっている)

最初はwayaの身内だけに振る舞えたらと思っていたんですが、きちんとイベントとして料金設定をして宣伝して、お客さんも呼ぶことに。

wayaのオーナーであるRio(@rio3900)さんは、そういった場づくりにすごく熱意を持って動いている、動いてくれる人で、1ヘルパーのぼくなんかの夢のためにイベント企画を手伝ってくれました。

こうしてサンドイッチパーティの開催が決定したんです。

 

「麻生さんド」

サンドイッチパーティをやる一つのきっかけになったとも言えるのが、3年間働いていたパン屋で作った「麻生さんド」

ぼくの苗字が麻生で、「麻生さんのサンド」だから、麻生さんド。

日替わりでスタッフがサンドの具材を考案して、自分の名前をつけて販売する、という面白いことをしていたんですよね。

(ちなみに元ネタは「沼サン」というサンドイッチレシピ。一時期パン業界でちょっとしたブームになったんです)

見ての通りボリュームたっぷり、そして断面が綺麗なサンドで、見た目も楽しめるサンドです。

本当にすごいボリュームのサンドなので、「これをお客さんの目の前で作れたらきっともっと喜んでもらえるだろうな」と、当時から思っていました。実際、この写真を見せただけでも驚いてもらえたので。

それで今回。

せっかくの機会だし、これをやろうと。

 

イベント当日。

そして迎えたイベント当日。

夜のティータイム〜美味しいサンドウィッチとバブルティー〜」と題して、台湾人のヘルパー仲間が作るバブルティー(タピオカ)とのコラボで振る舞うことになりました。

サンドイッチメニュー

メニューとして用意したのは

  • たまごサンド
  • 野菜サンド
  • フルーツサンド
  • 麻生さんド
  • オーダーメイドサンド

の5種類。

オーダーメイドサンドはその名の通り、好きな具材を選んでもらうスタイルにしました。

用意した食材
リーフレタス・レタス・トマト・人参・チキン・パストラミビーフ・スライスオニオン・たまごサラダ・目玉焼き・ハム・チェダーチーズ・柚子胡椒・マヨネーズ・わさびマヨ・キウイ・黄桃・生クリーム・食パン(おかめや)

初めて作ったフルーツサンド。美しい断面を目指して奮闘した

サンドイッチってぶっちゃけ無限に組み合わせができるので本当はもっと色んなメニューも考えていたんですが、一人でやる前提で考えるとパンクしないことが大事だと思ったので最小限に抑えることに。(これでも結構パンクした。)

 

見て楽しむ、食べて楽しむ。

目玉商品「麻生さんド」のカット中。みんなが見守る。

イベント会場がオープンキッチンスタイルのリビングだったので、作るところを目の前で見てもらうということができました。

サンドイッチは食べるだけでなく、作るのも、見るのも楽しいのが魅力です。

サンドイッチを振る舞うにはこれ以上ないほど最高の環境でした。

この断面を見せた瞬間、歓声が上がった。嬉しくて楽しくて、思わずにやけた。

パン屋でサンドイッチを作るのももちろん楽しかったけど、こうして目の前で作って喜んでもらうという体験をしたことがなかったので、予想以上の反応に思わずにやけてしまいました。

ああいいな、こういうの。って。

 

めちゃくちゃ疲れたけど、圧倒的幸福感。

へとへとで少し疲れが見える表情。でも楽しい。

電動泡立て器がないからみんなで交代で大量の生クリームを立てたり、40個もの茹で卵の殻を剥いてもらったり、途中でパンが足りなくなって買い出しに行ってもらったりと、wayaの仲間にたくさん助けてもらいながら、最終的にはおよそ30人分のサンドイッチをつくりました。

朝10時からいつもの掃除の仕事をして、終わって昼14時に買い出し、15時から具材の仕込みを始めて、休憩する間も無く19時イベントスタート。22時まで。

正直へとへとで、「顔めっちゃ疲れてる」と笑われてしまうくらいだったけど、それでもやっぱり楽しくて。喜んでもらえることが嬉しくて。

「自分がやりたいことって、こういうことかも。」

と、まだぼんやりはしてるけど、前よりも深く感じることができたように思います。

 

アカペラナイト

アカペラと言いつつギターを頼んじゃう

サンドイッチ&バブルティーというイベント内容ではあったんですが、もうひとつ、ぼくがwayaを去る前にやりたいねと話していたことがあって、それがアカペラで歌おうというものでした。

大学生活の4年間でアカペラサークルに入っていて、それを話しただけで「すごい!」「歌おう!」と、これまたwayaのみなさんが食いついてくれて。(こういう、すぐ「やろう!」ってなるのがwayaの素敵なところ。行動力の化身だらけ。)

こんなに自分に興味を持たれたことなかったから、なんかおたおたしちゃったんだけど、でも歌うのは大好きだったので「やりましょう」ということに。

ほんとにへとへとだったけどね。

でも楽しければなんでもいいじゃない。

 

Rioさんのギター&ハモリ、きほの素晴らしい歌声も一緒になって、最高に気持ちよく歌わせてもらいました。やっぱり歌うのも大好きだ。

アカペラやってたくせにリードボーカルで歌ったこととかほとんどなかったから少し怖かったけど、みんな褒めてくれて嬉しすぎました。人生で一番褒められた夜だったかもしれないです。ほんとに。

お送りしたのは「鱗」「WINDING ROAD」「若者のすべて」「milk tea」でした。

 

まとめ

そんな最高の1日をつくれたのは、紛れもなくwayaという場やwayaの仲間たちの助けがあったおかげです。

本当に感謝しかありません。ありがとうございました。

 

この日、けいすけ(@0908knkn)やチャリ太郎(@seiya924_photo)に撮ってもらった自分の写真見るとすごい元気でます。自分をもっと好きになれる。

いつも撮る側なもので、撮ってもらうことって少ないんです。

二人とも、ありがとう。

 

「またやって!」とたくさんの人に言ってもらいました。

やりましょう。やらせてください。

そうだな、次帰るのはたぶん3月か4月。春。

イベントタイトルは「ASOSAND〜春のパン祭り」なんてどうですか?笑

 

次はもっと。そしていつかきっと。

これから旅をしながら、焦らずゆっくりと、今後のことを考えていこうと思います。

 

どうか、見守っててください。

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